経理と財務の違いは?

クイズです。経理と財務の違いははてなマーク

 

これは、実はクイズというより、質問と言ったほうが良いかも知れません。私の場合、最近は、マーケティング上場・株式公開のコンサルティングでなく、事業再生資金繰りの改善のコンサルティングが多いのでよく聞かれる質問なのです。

 

言葉の違いという意味では、辞書で調べれば済む話ですが、実際はどのような違いがあるかということを端的に伝えなければいけませんね。

 

しかも、中小企業では経理と財務が分かれていないことが多いということもあります。たとえば、上場企業では、経理部と財務部はほとんどの企業でわかれています。これは、ミスや不正をなくすために、お金の出入りを実際おこなう人(財務)とそれを帳簿につける人(経理)で分ける必要があるからです。

 

でも、これは大企業の話であったり、作業の違いや部署の分担の違いであって、中小企業の中での実際の経理と財務の違いを説明しているわけではありません。

 

なので、私がいつも経営者の方たちに説明する違いは、

経理は税法などに基づいて過去の数字をキッチリ帳面などにつけること」であり、「逆に、財務は形式は問わないが将来の数字を予想していくこと」と説明します。

 

これは、財務を資金繰りを作ったり、事業計画を作ったりすることまで想定しています。

 

よって、よく中小企業の経営者が勘違いしてしまうのが、「資金繰り表などを作っていますか?」とか「事業計画を作っていますか?」と聞くと、「なかなか経理の人が作れないから作ってない」ということです。

 

同じ数字を使っているので、どちらも一緒だから経理の方に将来の数字も作ってもらうというのは、かなり難しい話です。

 

なぜかって??

 

上のように、経理の方は税法や簿記に基づいて、1円でも間違ってはいけない数字を管理しています。しかし、逆に、先の資金繰りや事業計画の数字は細かい単位はどうでもよく、全体像としてどのくらいお金が必要かとか不足するかとか、このくらいの経費がかかるので最低限このくらいは売上を上げなければいけないという計算をしていきます。

 

同じ数字を扱いますが、数字の扱い方は全然違うのです。よって、経理をやるときと財務(先の数字を管理)をやるときは全く違う考え方でやらなければできません。

 

このため、経理の方もその違いがはっきり分かっていないとなかなか難しいのです。(もちろん、難しいながら経理の財務もこなしている経理の方は多くいますが。)

 

なので、これは税理士さんにも言えます。経営者は税理士さんは数字に関することなら何でもやってくれると思っていますが、やはり経理についてはどの税理士さんでもやっていただけれと思いますが、ここで言う財務部分は意外と手をつけていないこともあるのです。(もちろん、これも一緒で経理も財務の指導されている税理士さんも多くいます。)

 

こういった、経理と財務の違いを経営者が理解して、社長自身が自分でやるのか、誰に任せるのかなどを考えていかないといつまでたっても将来の数字を作れない企業になってしまう可能性もあると思います。

 

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